2021

word pressのGutenbergエディタがクソすぎてやる気が削がれたまま2年が経過してました。うそです。

ワードプレスさんはすぐ活版印刷に謝って!


それはともかく、コロナも2年目なら慣れてくる 。 ふしぎです。
あれだけ外食や旅行に時間とお金をかけていたのが、まるで最初から
そんな趣味などなかったかのように家でおとなしく暮らしております。

というわけで2021年近況など。

  • 帯状疱疹が出てしんどかった。ワクチンの影響は不明

  • 靴が増えすぎて管理できなくなったため、一部を泣く泣く保管庫行きに。
    結局残ったのはJohn LobbのCity IIやらJ.M Westonのオックスフォード、
    Berlutiの623やら三陽山長の匠友二郎などド定番のものばかり。
    結局スーツがクラシックだと、それに合う靴しか履かないということがよく分かった。

  • 車を替えようとディーラーに赴くも、お目当てのGクラスがなんと2年待ちと聞かされ断念。
    結局ステーションワゴンにしたが、これも3ヶ月待ち。GLBは1年9か月待ちらしい。要らんけど。
    バックオーダーばかり増えて現金収入がないためディーラーのキャッシュフローが悪化していると
    営業氏がこぼしていた。半導体クライシスはまだまだ続く模様。

  • 真空調理、瞬間燻製のブーム冷めやらず。Anova様大活躍中。
    夏のキャンプでは雑菌の繁殖リスクが高いためお勧めできないが、
    冬のキャンプに真空調理したものを持っていくと、時短かつ上質な料理が手軽に楽しめる。
    おすすめはレバーの焼き鳥にトリュフ塩。串ごと真空調理して焚火前で開封。軽く炙るだけで
    生でもなく、ウェルダンでもない不思議な焼き鳥がすぐ食べられる。スダチあたりを軽く絞るのもよし、
    レモンピールでアクセントをつけるもよし、優勝確定です。

  • パナマ エスメラルダ農園のゲイシャ種、コロンビア エルパライソ農園のピンクブルボン種を
    浅煎りしたコーヒー豆にはまってしまって、遂にコマンダンテC40を購入。休日前の夜中に
    500mlだけ(豆が高いからね)淹れるコーヒーが最高すぎてやめられない。

    シングルオリジンのブームが本格的に来る。いや来てるのか。
    コーヒー、ウイスキー、チョコの次はなんだろうね。 マリファナかな。
    シングルオリジンの定義とは「同じ農園で作られた単一品種」の作物なんだけど、
    今はこれにチョコレートならばビーントゥバー(メーカーが豆の選別から製造までを一貫して行うこと)
    コーヒーならマイクロロット(生成方法や収穫時の標高、区画を限定した少量のロットのこと)
    ウイスキーならご存じシングルモルト(単一醸造所)、シングルカスク(単一樽)という、
    アイテムの製造過程に「精選」や「ハンドクラフト(工数)」という付加価値を付与した、
    「ちょっと良いけどお高い(価格の非弾力性が高い)」ものが市場に受け入れられる時代になっている。
    バックグラウンドにはグローバルSCMやDXの副産物(というか代償か)としての高付加価値戦略が
    見え隠れしているものの、もう世界的な潮流は変えられない。
    流れに乗る以外の選択肢が提示されていないならば楽しむのがいち消費者の正しい在り方、
    という言い方は味気ないのかな。

    てなわけでチョコは浅草で亀十のどら焼きを買ったついでに蔵前のダンデライオン(ビーン トゥ バーの先駆け店)で
    調達することが多いです。ウイスキーは知らんけど、ジンはmonkey 47 とg’vineにフィーバーツリーのトニックを
    合わせたものを最近は好んで飲みます。これも言ってみればジン版のシングルオリジンである「クラフトジン」であり
    材料を選んで手間暇かけて作る「ボタニカルジン」なわけで、まんまと釣られておりますな。

  • コンピュータはCPU据え置き(i9 9900Kのまま)でグラボのみをGTX3080Tiにアップグレード。
    もうマシンパワーが必要なゲームはやらないかもしれない。

 

今年印象に残った本など(≠新刊)

  • 劉慈欣「三体」
    久しぶりに一気読み。ヒューゴー賞受賞あたりから国宝扱いらしいけど、
    文革前夜みたいな中国でこのまま自由に続けられるのか心配。

  • テッド・チャン「息吹」
    SFプロトタイピングの「こう変化して当然」みたいな、開き直りだけで
    根拠の提示がない妄想に食傷気味だったところに、久しぶりにプロットが
    しっかりした良質なSFを読んだという気持ちになった。
    翻訳のテイストなのかもしれないが、温かみのある文体もよい。

  • アンソニー・ホロヴィッツ「ヨルガオ殺人事件」
    子供むけのジュブナイル作家だと思っていたら、あれよあれよという間に
    オールド・ミステリーファンの期待の星になってしまった。
    これも三体も、一度読み始めると途中でやめるのが難しく、
    ついつい夜更かししてしまう。

  • スティーブン・ピンカー「暴力の人類史(上下)」
    ピンカーはちょっと楽観に過ぎるかもしれないけど、これとFactfulnessを読むと
    悲嘆に暮れ、絶望に喘ぐほど斜陽の時代ってわけでもないよね?と錯覚してしまう(錯覚かよ)

  • 井崎英典「世界一美味しいコーヒーの淹れ方」
    この本のせいでコマンダンテC40とコーヒースケール、オリガミドリッパーを買う羽目になった。
    この本のせいでシングルオリジンなコーヒー豆を買い漁るようになった。
    この本のせいでコーヒーに合うクッキーを常備するようになった。
    この本のせいでコーヒー用のウォーターサーバを契約しようか迷っている。
    でもこの本のおかげでおいしいコーヒーを毎回確実に淹れられるようになった。

    と、駆け込みで
  • アンディ・ウィアー「プロジェクト・ヘイル・メアリー (上)」
    このクソ忙しい年末に一気読みさせやがって!下巻がでたら有休とるわ!ありがとう!

今年印象に残った映画(ネトフリも含む)

  • テネット(2021)
  • インターステラー(2014)
  • Witcher
  • 攻殻機動隊 SAC_2045

    映画観てないな・・・。

今年印象に残ったYouTubeチャンネル

  • sarukaniのbeatboxすげえ
  • オテル ドゥ ミクニの三國シェフがギリギリすぎて面白い
  • Fatboy Slim の Lockdown Mixtape Seriesがお得感ありすぎる

今年印象に残ったゲーム

  • Dyson Sphere Program
    狂ったようにやった。夏休みを棒に振った。おかげで感染防止にはなった。
    珍しくSteamでレビューを書いた。

  • タルコフ
    運要素がほとんどなく、このゲームでの負けは実力負けであることを
    毎回思い知らされるのでかなり凹む。
    しかし目標を達成して勝った(生還した)時のアドレナリンの出方といったらもう。

  • nova drift
    30分一本勝負のお手軽シューティング。ローグライト要素もあり、
    なかなか味わい深い。

  • ユウゴウパズル
    かわいいキャラクター、簡単な操作、明快なルール、
    シンプルなグラフィック、癒しのサウンド、690円というプチプラ。
    これだけ揃っているのに、誰一人として「カジュアル」という
    タグをつけていないことに早く気が付くべきだったんだぜ?
    地獄のゆる系パズル。

  • Apexのプレイヤー人口が1.7億人。(リアルスポーツの)野球人口の約5倍なんだそう。
    こんな時代が来るとは感慨深い。

 

今年印象に残った店

  • ピータールーガー(恵比寿)→まだ未訪問
    ロウリーズやバルバッコアを輸入したオープンテーブル(ヒューマックス系)経営の
    ご存じ世界で一番有名なステーキハウス。いわゆるドライエイジドな熟成肉を超高温のグリルで
    短時間火入れする手法の走り。あのアホみたいなチョコファッジは日本版にもあるのかは不明。
    昔、普通に1人前頼んだらBBQ pit boysかっつーくらいの量を出されたのは苦い思い出。
    予約は約2か月待ち、メニューは殆どが時価、個室のルームチャージが10万円と、
    財布を狙い撃ちしている感じがえげつない。1月に予約したが果たしてどうなることか。

  • イル ギオットーネ(京都)

  • 鳥さわ(亀戸/学芸大学)
    いわゆる目黒の「鳥しき」を頂点とする焼き鳥同盟店(?)の一つ。他には横浜の里葉亭や
    鳥おかや鳥かど、さらに同盟店出身の分店となる地葉や鳥とみなど、今や焼き鳥界の一大
    派閥となった感のある鳥しき系だが、ここは中でも金針菜の焼き物をコースに採り入れるなど、
    鳥しき方式を良い意味で逸脱しようとしているのが好印象。もちろん、鳥しき系の特徴である
    火入れと塩(きわめて粒子の細かい塩を使う)へのこだわりは踏襲している。
    なかなかに予約が取りづらいが、席についてしまえばあとは全自動式の天国が待っている。

  • KIKI harajuku(原宿)

  • MARUTA(深大寺)

 

最近気に入っているコーヒーロースタリー

  • NIF coffee
  • 土居珈琲
  • inuit coffeeロースタリー
  • アマメリア エスプレッソ
  • コフィノワ
  • ROSTRO

    ロースタリーは浅めの中煎り(ミディアム~シティロースト)が得意で、
    ハンドピック精度が優れている店というのが我が家の選定基準。

    豆に関してはフルーティーな香りと適度な酸味、苦みの少ないものから
    パナマ・コスタリカ・エチオピアのゲイシャ種かコロンビアのピンクブルボン種が
    最近はお気に入り。どれも希少性の高い豆なので、上記のロースタリーで
    各国COE87+のロットが入荷したら購入する感じ。

    COE入賞となるとお値段もそれなりにするため、自然と週末のお楽しみになる。
    (パナマ エスメラルダ農園のゲイシャなんて余裕の100g 5000円超え、オークションロットなんて10000円超えですよ。松坂牛か)
    それくらいが飽きないし、そのくらいじゃないと続かない。

カテゴリー: life